エイミーちゃんの起こした奇跡・・・
地上に降りて来た小さな天使であったエイミーちゃんが天使界に戻ってしまってから1週間近く経とうとしています。
あの時間は思い出してみると、部屋中に小さな白い羽の生えたピンク色のハートが飛び交っていたような気が致します。
神出鬼没なエイミーちゃんは、消えたと思うととんでもないところで「ミー」と鳴いてその可愛い存在を示していました。
なぜか洗面所の仕切りのところがやたらとお気に入りで、少し高くなっているそこによじ登ると満足気に部屋全体を見渡し、悟ったような面持ちで半日過ごすこともありました。
その様子はたくさんFacebookに動画で残してあります。たくさん記録を残しておいて良かったと思います。
(ご興味のある方はFacebookの 「Jupes Jupes」 のページをご覧くださいませ。変な声も入っていますのでご注意を)
時々それを見返しては、また温かい気持ちになっております。
そして、昨日、エイミーちゃんが2つ奇跡を起こしてくださいました。
ひとつは、まだ3匹残っているおじいさん宅の仔猫達の募集で、ブランコの松本さまが、商店街に「仔猫の里親募集」のチラシを貼ってくださったところ、昨日、そのチラシを見たという方からお電話のお問合せがありました。
なんと私の家から徒歩3分くらいのところにお住まいの方です。
早速お会いしてみると、優しそうなお嬢さんと一緒に現れた、情の深そうなお母さんでした。
狭くてゴミだらけのおじいさん宅にお連れするのは忍びなかったのですが、もう、仕方ない、と思い、松本さまが出してくださったお車で、お二人を乗せておじいさん宅に向かいました。
むっとするようなタバコの臭いの充満したおぞまじい部屋に入ってもまったく臆することもなく、それよりも仔猫達が逃げまどって、時々頭を出す様子に夢中でした。
やっと最初に捕まえたグレーのしましまの女の子を見て、娘さんは泣き出し、「亡くなった子にそっくり」とおっしゃいました。
きっと運命の出会いだったのでしょう。そのお方の家に行くと、そのお方のお部屋もおじいさん宅に負けず劣らずのごみ屋敷でした・・・
「すみません、仔猫の為にスペースを作って頂けますか?」とお願いすると「もちろんです!」とおっしゃり、早速大掃除を始めたようでした。
ケージも早速組み立てて、仔猫を入れてくれたようです。次に契約書を持って、訪問してみるとかなり片付いていました。
そのお宅のお母さんも、昨日仔猫の募集を見て、急に思い立ったとのことで、心も部屋も準備は間に合わなかったようでした。
しかし、ご家族の皆さんがとっても温かい情の深い方々(シングルマザーに大人のお子さま3人)で安心致しました。
お部屋の感じも、仔猫にとっては元居たところに似ている為に安心することでしょう・・・
また以前、里子に行った男の子も、行った先のお宅でデレデレの甘えん坊君に変身して、ご家族を魅了しているとのことでした。
本当に良かったと思います。
あと残り2匹。きっとエイミーちゃんがまた奇跡を起こしてくださるに違いありません。
もうひとつの奇跡は、Sさんの物件が急に決まったということです。
以前からずっと探し続けていたのですが、やはり最後の決め手は松本さんの魔法のひとこと、「ここが良いわよ!ここしかないわよ!」とお電話で教えてくださった物件に決まったのです。
その物件も今まで何度も、見ていたのですが、他の条件を考え過ぎていた為もあり、なかなか、この数か月、もんもんとしながら他も含めて、探していたのですが、そこをスパッと切り裂き、「条件なんて、なんとでもなる!」という気持ちの良い、目からうろこの一言で、進めていくと、あっという間に、その物件に決まってしまいました。
すごい・・・
ようやく、ようやく、カオス状態であった混とんとしたものが、収束に向かっている気が致します。
猫活動に関しても、気持ちの通じる良いお仲間を増やすことが一番です。
徐々に徐々に、この小平に良い方々が現れ集まって来ている気が致します。
もちろん、ここだけが良くなれば、とは思いません。
ここが最初に良くなり、そして外に草の根レベルですが、ゆっくりとじっくりと良いムーブメントが広がっていくことが理想です。
生と死と・・・
7月14日は、2007年に亡くなった我が父の14回忌でした。
もう14年目になってしまいました。
時間が経つのはなんと早いのか、と驚いてしまいます。
14年前は、兵庫県の西宮でセラピールームを持っており、その当時は、生徒さまの皆皆さまにはとっても親身になって頂き、並々ならぬほどお世話になりました。
今でも、あの温かいお心のこもったお言葉の数々とご親切は忘れ難いものとして、残っております。
皆さまに天界の大いなるご加護を!
6月と7月は、私の周囲では亡くなる方々が多く、それと同じくらいお誕生日が6月7月であると方々が多くいらっしゃり不思議な感じが致します。
3年前、6月に亡くなった兄は医療関係のもので「この時期は気圧が急に変わるから亡くなる患者が多い」と申しておりました。
天界では地上のバランスを取るために、亡くなるという命と同じ数だけ、生まれさせている命もあるのかも知れません。
ジューンブライドで結婚したとしたら、ちょうどその一年後に産むということもあるかな、なんて想像もできます。
そんなことを考えていた矢先、先日ゴルフ場で捕獲保護した雌の猫ちゃんが、動物病院で堕胎手術後、深夜に亡くなってしまったという連絡を頂きました。
なんという悲しい出来事でしょう・・・
それだったら捕獲などしない方が良かったかも知れない、と悔やんでしまいます。
しかし、手術をしていなかったら、あの子は車の激しく行きかう場所で、冷たい梅雨空の下で未熟児を産んでそのまま死んでいたとも予想されます。
どうみてもまだ生後5か月くらいの仔猫とも見える猫ちゃんでした。
本当に何が正解なのかは分かりません。
ただ、天界から私達は試されている気が致します。
しかし、このような不幸の原因はすべて人の無知と無関心によるものだと思います。
あの場所も、従業員の方々やご近所の方々は皆、これまでも仔猫がたくさん産まれていた、と知っていたはずです。
それを自分に関係ないから、自分には責任はない、自分の身は痛くない、関わると面倒・・・だいたいそんな理由で見て見ぬ振りをしていたのでしょう。
そのお気持ちはよく分かります。
自分も、猫に興味も関心もなければ、そのままスルーしていたことでしょう。
しかし、日本人の意識を根本的に変えたら、こんな悲劇は起こらないはずです。
「猫は外にいてはいけない」
のです。
「すべての猫は家猫でなくてはならない」
のです。
外猫の不妊去勢手術は、国の責任、として公務員の仕事にすべきです。
外猫がもし、人の伝染病の原因にもなるのだとしたら、絶対に外猫を増やしてはいけない国の重要な任務でしょう。
国家公務員の業務のひとつとして、「犬猫動物愛護課」のようなものを各主要地域に設置して、T.N.R.傭員の為に新卒の若者をたくさん雇用して、専用獣医を何人も雇ったら良いと思います。
そうしたら、人の雇用にもつながることでしょう。
そして短い猫生をまっとうしてもらうために、「餌やり」とトイレのお世話はその地域の人達の義務にしたら良いと思います。
そうしたら猫好きな方々も、猫嫌いな方々も納得し、折り合いをつけていけることでしょう。
自分が王様になったら、即、この法律を作るのに、と思ってしまいます。
動物のことをおざなりにしている国は精霊達からも地球からも見放されてしまいます。
T.N.R. をしていると、なぜに、こんなに重要で身の危険さえ発生する任務を我々個人ボランティアだけが時間もお金も労力も使い果たして、すべてやらなければならないのか、ものすごく疑問が湧いて参ります。
猫だけという問題ではなく、これは国と人の為の任務です。
Aさん、なんとかしてください。
これはあなたの任務であり責任です!
小国家をつくったら、自分が王様になってこの法律を早速作ります。
P.S. 今日も雨空の下、玄関前でT.N.R.をしました。搬送をお手伝いしてくださった松本様、ご協力を感謝致します。
ゴルフ場の仔猫ちゃんの死を無駄にはしたくありません。